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『究極タイガーボンバーナイツ』 まずは復刻版カリクラ(大田出版)の上巻に収録されている「究極タイガーボンバーナイツ」に出てくる我孫子前駅(南海電鉄高野線)のホーム。さすがに十数年の歳月が流れているので看板などは全く変わっていましたが、ホームのレイアウトは漫画そのままでちょっと感動しました。あいにくその日は雨だったので「大阪の朝はまっきんきん」ではなかったのは残念ですが・・・ 一応作品についても触れておきますと、「究極タイガーボンバーナイツ」は通常モノローグの多い華倫変作品には珍しく、テンポの良い会話で展開していくヤクザ物で、それでいてどこか切なさがあって、華倫変の魅力が詰まった短編といえます。旧版(講談社版)のカリクラには収録されていません。 |
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『ピンクの液体』 次は今回のメインである『ピンクの液体』の舞台となった堺市。線路が高架になっていてイトーヨーカドーのある駅ということで堺駅周辺を探索していると、例の「みさき公園」の看板を発見。場所は古川にかかっている「さざなみ橋」のあたり。正直本当に見つかるとは思っていなかったのでびっくりした。ただし作中と同じアングルでは、当時と比べ植木が伸びているので看板は見えません。「夕凪の街 桜の国」でも、実際に作品の舞台に行くと、桜の木が伸びていて作中とは風景が違うということがあったのですが、そういった点も舞台訪問をする時の楽しみの一つで、時の流れを感じることで、それだけ年月がたっても作品が色褪せていないことを実感できます。 |
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ここも植木の伸び以外はほぼ実際の風景と同じ。ちなみにこの画面の右側にイトーヨーカドーがあるのですが、イトーヨーカドーの看板も今ではセブン&アイになっています。そんなところにも時代の流れを感じます。 |
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: ここからは堺東駅前。これはヒロインの回想シーン?というか作り話かもしれません。この辺の曖昧さやとりとめのなさも華倫変作品も魅力です。奥に見える建物は「ジョルノ」というショッピングセンターです。ジョルノのビルが建ったのは1981年だそうで、『ピンクの液体』が描かれた当時と変わらぬたたずまいのようです(参考:http://www.sutv.zaq.ne.jp/yasu-ryo/sakai.htm)。 |
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: そしてラストシーン。とても好きなシーンです。駅前の歩道橋から撮ったものですが、作中ではもっと高い所からのアングルとなっているようです。どうやって撮ったんだろう。ジョルノの上のほうに昇ればこんな感じに撮れたかもしれません。 作品の内容について触れますと、『ピンクの液体』は、ちばてつや賞の大賞に選ばれた作品で、華倫変のヤンマガデビューとなる作品です。それ以前にも『南京錠』でヤングサンデーでデビューしているのですが、事実上の華倫変の漫画家としての活動は『ピンクの液体』以降となるのではないでしょうか。 華倫変のリリカルな部分が前面に押し出された作品で、ファンの間でも人気が高く、自分もとても好きな作品です。華倫変本人も気に入っている作品だったようです。 |
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: これはおまけです。「みさき公園の看板」がある場所の見当がつかなかったので、最初はバカ正直にみさき公園に向かい、その途中で電車の窓から見えた堺駅がそれっぽいことに気付いて、あとで戻った、という経緯です。みさき公園のあたりは和歌山県との県境の近くなので、かなり遠いかとも思ったんですが、速い電車なら堺から30分程度で近いものです。 写真はみさき公園近くの海岸、そこはかとなく華倫変っぽい雰囲気がありました。 |